著者 村上春樹
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
いきなり意味のわからない題名が目についた、しかし著者を見てみると村上春樹氏であり、これは読んでみないといけないと私の中で何かが囁く。
何かわからないか何かである。
ということでこの本を手に取って見る。
そして私はまた村上春樹氏の作る世界に入っていくのである。
正しい結果をもたらす正しくない選択もあるし、正しくない結果をもたらす正しい選択もある。
何一つとして選択してはいないのだと言う立場をとる必要がある。
村上春樹氏はこの本でこのようなことを伝えている。
パン屋を襲撃する事は未遂で終わったが、大人になり結婚しても空腹に襲われる事は、未遂で終わったパン屋の襲撃のせいではなかろうかと、結婚した妻が疑問に思う。
もしかしたら、そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
村上春樹氏っぽい、言い回し。
1度道を踏み外すと、将来的にも償いきれないということを踏み外す前に教えたいのかもしれないし、違うのかもしれない。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
「殺っちまおう」と相棒は言い、「もう一度襲うのよ」と妻は言った――。空腹に耐えかねた「僕」と相棒が、包丁を忍ばせ商店街へと向かう「パン屋襲撃」。異常な飢餓感に突き動かされた「僕」と妻が、午前二時半の東京を彷徨う「パン屋再襲撃」。村上春樹の初期作品として名高い二篇が、時を経て甦る! 改稿にともないタイトルを一新、ドイツ気鋭画家のイラストレーションと構成するアート・ブック。
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