2019年6月18日火曜日

万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの叫び

万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの叫び


著者  松岡圭祐

新たな知識を求めてこの本と出逢う。

人が死なないミステリー、クレームの多いこの時代に面白い視点で書かれたこの小説もどうやら、ラストを迎えるようだ。

そんなこんなだ、凛田莉子と小笠原悠斗のすれ違いの関係はどうなることやら。

物語を読むうちに進展していくと信じて、文字を追いかけよう。

話はムンクの叫びがキーとなってくる。

知っている人は多いだろう、いや、ムンクの叫びという言葉だけは聞いたことがあるだろう。

この絵画をめぐって事件が発生してさらにその事件を解決していく。

そして今回はラストにさわしく、今まで関わった関連者が色々と出てくる。

話の流れも面白かったし、人が死なないミステリーと言う意味でとても楽しい小説であったが、今回はラストを迎えたようだ。

著者はこれから先どちらに向かっていくのかわからないが、おそらく他の物語が頭の中に浮かんでいるのであろう。

他の作品が楽しみとなる。

あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?

「万能鑑定士Q」シリーズ完結!
タイムリミットは120時間、ムンク「叫び」の謎を解け!

出発点となったリサイクルショップ<チープグッズ>に戻った凜田莉子。ムンクの絵画「叫び」の盗難事件を機に、過去最難関の謎へと導かれる。事件を追ううち、探偵になった小笠原悠斗との心のすれちがいにも、真意が見え始め……。人の死なないミステリ「万能鑑定士Q」シリーズ遂にここに完結。

〔シリーズ最終巻にふさわしい、堂々たる「謎と解決」だ〕
史上最高の贋作家・コピアとの因縁の対決も盛り込まれ、過去作に登場したキャラクターたちとも「再会」できる。ファンなら大歓喜の展開が目白押しだが、この一作で初めてシリーズに触れるという人も、間違いなく楽しめる。人物情報や関係性は丁寧にフォローされているし、過去作のエピソードに言及する際は「分からなくても大丈夫」というシグナルがちゃんと出ている。そのうえで、誰もが楽しめる「人の死なないミステリ」として、抜群の完成度を誇る。――吉田大助(書評家・ライター)

〔これ以上ない、最高のハッピーエンディング!〕
映画化・コミカライズされ、海外でも知名度のある作品だけに、ここで完結させてしまうのはもったいないのでは……と第一作から追いかけてきたファンとしては思っていたのだが、前作『探偵の鑑定1』&『探偵の鑑定2』を読み、今回の『万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉』を読むにいたって、すっかり考えを改めた。シリーズの完結編として、これ以外の展開は考えられない!――朝宮運河(ライター)
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