著者 杉井光
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
この島はすべての恋や愛が許されるしまう、ということだが人間は恐ろしく弱い生き物である。
このような非現実的な妄想をうかべ、人として逃げる道を探しているのかもしれない。
すべての愛が許されると聞けば、現実世界では許されない愛と言うことになってしまう。
物語は2つのカップルは下に描かれている。
1つ目は父と娘、これが果たして恋として愛として成立するのかを確認するための島を訪れる旅行である。
もう一つは兄弟での恋、愛が許されるのかどうかの確認である。
本当に兄弟での愛を確認してきたかどうかは不明なとこだが…。
やはりこーゆー話が成り立つのは、人間と言うのはアダムとイブの時代からダメと言われると追い求めてしまう性質があるのかもしれない。
まるで禁断の果実のリンゴを食べたように。
ただこの世に神がいるかどうかはこの小説では面白い答えが出ている。
神様はいない、決断下してるのは神様ではなく人間である。
一人ひとりの人間が決断を下している。
だけど人間とは弱い生き物であり、決断を神様のせいにしようとしている。
本当は自分自身で決断しているのにもかかわらずだ。
誰かが決断してくれたからその決断に至ったと言うプロセスを踏みたいのではないか?
要は自分自身で責任を取りたくないのである。
人間とはそういう生き物である。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
赤道直下に浮かぶ小さな島。そこでは、あらゆる愛が許され、結婚式を挙げることができる。――二人が、本当に愛し合っている限り。
常夏の楽園で結びつけられる、いくつもの、狂おしく痛ましい愛の物語。
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