恐慌化する世界
著者 大竹愼一
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
イギリスのEU離脱は、白人の下層労働者の意思である。
改めて時代の変化を感じる必要があると世界が知るべきである。
富の分配が失敗したのである。
トリクルダウンの失敗が明らかになったのが、イギリスのEU離脱である。
富裕層がもっと大きな心で、貧困層にお金を差し向けなければならなかった。
給料上げると言う形である。ところが残念だが、富裕層は富裕層だけが儲かるような仕組みを作ろうとした。
そこに貧困層である白人の労働者階級が噛み付いた、それがイギリスのEU離脱である。
日本ではEU離脱の国民投票に後悔してると言う声がイギリス国内で上がってると伝えられているが、真実は違うのではないかと著者は言われている。
少なくとも著者の調査では、EU離脱の国民投票に後悔はないと言うことである。
ロンドンシティでは多少公開の声が上がっているらしいが、ロンドンから離れた地方でその声が聞こえないとのことである。
ロンドン然りウォルマート然り富裕層だけが儲かる世界に、世界はNOと言う文字を突きつけている。
著者は声を上げる、ベーシックインカムを!
ベーシックインカムを充実させるのだと!
ベーシックインカムとは、最低限所得保障の一種である。
低所得者だけ貰うと、不満がでる、だから、全員一律にてベーシックインカムをするべき。
所得がある方も、全員一律なら不満はないし、普段使わない事にお金を使うかもしれない。
その結果、経済が動き出すかもしれない。
その事により、景気回復になるかもしれない。
景気回復により、幸せな日本人が増え、笑顔あふれる社会へ。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
<第1章 EU終わりの始まり>英国離脱でパワーを失うEUは離脱競争が起こる。欧州混乱を喜ぶプーチン。<第2章 不気味なシティの動き>表向きは残留、本音は離脱に万歳のシティの本音。<第3章 加速する英中接近は日本の迷惑>英国はEUとの貿易代替に中国と接近。没落組の連帯は日本に厄災をもたらす。<第4章 ウオールストリートはこう見る>世界全面株安に突入。マイナス金利はこうすればしのげる。動乱こそマネタリストの出番。
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