著者 織守きょうや
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
人は生きてきた人生を記憶という媒体にて思い出す。
記憶が人の人生の歴史を作ってきた。
記憶にも良い記憶と悪い記憶が当然、存在する。
そんな両方の記憶をもとに人は成長していく。
今回は記憶屋が記憶を消すという物語。
人には悪い記憶を持ち続けることに限界があり、耐えれなくなることがある。
そんな中、悪い記憶を背負いたく無い記憶を消すことができたら、世の中はどんなに明るくなるだろう?
そんな疑問を、生じさせる。
物語、女子学生の周りの記憶が消えた。
その記憶は消したい記憶。
その消したい記憶はパン屋の男の猥褻?
を匂わせる記憶。
この話を聞いたら誰もが消したいと思うのは当然だと思うのでは無いか、と思う半分、このような小説が人気あるということはストレス社会の中社会環境がけっして良くない連想される。
高度成長期は誰もが明日がくるのを楽しみにしてたと聞く。
でも、今は・・・。
将来の老後の不安ばかり。
これが現実。
この現実の中に本当に記憶が消せるとする。
そしてどのような記憶を消したかどうか自分自身が覚えていない。
それは当然のことである。
しかし、私が消し去った記憶とは何であろうか?
そんな思いに駆られることがあるのではないか?
そうそんな時にあなただったらどうしますか?
消し去った記憶を思い出外しますか?
それとも消し去った記憶をそのままにほっときますか?
この本の物語はどのような選択をするかという焦点も当てられている。
世の中とは実際に選択の連続である。
自分がどのような選択をするかによって自分自身の人生が変わってくる。
だから人生は面白いのかもしれない。
記憶を消すことも、記憶を消さないことも思いは1つである幸せな人生を送りたいただそれだけである。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
高校生の夏生は、記憶を消してくれる「記憶屋」を追う新聞記者・猪瀬に声を掛けられる。夏生と友人の特定の記憶が揃って消えた事件があり、記憶屋の関与を疑っているという。夏生は猪瀬と真相に迫るが……。
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