永久時計を胸に
著者 谷瑞恵
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
思い出は人それぞれだが、思い出と聞かれ何を1番最初に思い出すだろう?
1番最初に思い出した出来事や、経験があなたの人生で1番の骨格になっているかもしれない。
壊れていない時計を修理してください、なんと難題な依頼から物語は始まる。
時計は壊れてない、なのに修理を依頼してくる?
そこに込められた思い、それを受け取り解決していくこの小説。
時計と言う針が刻む時間の大切さを再度考えさせてくれる小説ではないか?
時間は皆平等である。
そして思い出も皆平等である。
時計と言うものを通して夫婦の関係を修復できないか、メモリアル時計を通して新たな関係を気づけないか、1つの時を通して人間関係を作っていく小説。
印象に残るシーンとして、現在の風景と過去の風景とが重ね合う。
代わり映えのしない風景は今の風景と過去の風景が代わっても驚きは無い。
私達は今という時代や時間を生きている気分になっているだけ、なんてね。
更に恋は進展。
『えっ、どーなるの?』
ドキドキ、ワクワク。
そんな気分で最後はページが進む。
お互いの気持ちを思いやることで自分たちの気持ちを知ることができる。
世の中がお互いがお互いを思いやる気持ちを持って接していくと、もっとすばらしい日本になると思う。
私たちの世界がもっと笑顔が溢れる世界になるように、祈りながら日々暮らしていきたいもんである。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
秀司から手作りの時計を贈られ、プロポーズされた明里。しかし、彼が自分との生活のために夢を諦めることに納得がいかず……。少し不思議で心温まる大ヒットシリーズ、いよいよ完結!(解説/神田法子)
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