2019年6月22日土曜日

百瀬、こっちを向いて。

百瀬、こっちを向いて。


著者  中田永一

新たな知識を求めてこの本と出逢う。

この恋は嘘からはじまる恋である。

ある日幼なじみの男の子に恋人役を頼まれた、その相手が彼女である。しかしその彼女と彼氏彼女を演じるたびに、どんどん彼女のことが好きになっていく。

しかし自分は社会的に価値がない人間だと思っている。そんな僕に彼女を好きになる権利があるのであろうか?

でも好きと言う気持ちだけは止められない、そんな感じの甘酸っぱい恋愛小説である。

ただこの小説は短編集であり他にも色々とストーリーがある。

高校生時代の恋愛と言うのは特別なものである。

あの時感じた気持ちは、なぜだか大人になっても忘れられない。

いい思い出も悪い思い出も残ってしまうそれが高校生という時期である。

この時期にどういう体験をするのか、そしてどういう小説を読むのかでその人の人生形成が変わってくるのかもしれない。

だからこそたくさんの出会いを重ねて、たくさんの小説を読み、たくさんの文字と出会い、いろいろな考え方を持つ人間が育っていくのではないのか?

あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?

〜せつない恋心が感動を呼ぶ永遠の名作、遂に文庫化!/凄い! このありふれた世界からいくらでも新鮮な物語を掘り出すね。−映画監督・岩井俊二/どれも若い世代の淡い恋愛感情の芽生えを描き、繊細ながらもユーモラスで、叙情的でありながらコミカル。ぎゅっと抱きしめたくなるような、愛おしい作品ばかりだ―ライター・瀧井朝世〜

「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。
「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった……!」 
恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。
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