著者 鎌田敏夫
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
この言葉を聞いて1番最初に思い出したのはとおりゃんせと言う童謡である。
童謡とは以外と怖い話であると言う真実は伝わっていない。
むしろ昔の子供たちが遊ぶときに使っていた歌であるというイメージである。
その中の1つがとおりゃんせである。
通りゃんせ 通りゃんせ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ
このような歌である。
しかしこれはこわいことであり、子供が連れていかれるときにはいいところに連れていかれるが帰りは帰ってこないと言う意味合いが込められているのではないかと言われている。
つまり身売りをされると言うことである。
そのように子供を騙してお金に変える、昔の時代の恐ろしい真実が浮かび上がる。
それを考えると今の時代はなんと平和な時代何であろうか?
そんな思いをさせられながらもこの本を開いていく。
どうやら娼婦の話がメインと言う話らしい。
その部屋に住んだら娼婦になっていく。
なぜ娼婦になっていくのかがこの物語のポイントとなるのではないか?
そしてどのように解決していくのか?
犯人は誰なのか?
一気に読める小説であることは間違いない。
時折ドキドキ感も存在するが。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
広告代理店に勤めている由紀恵は、渋谷近くの格安のマンションに引っ越した。かつてその部屋でOLが殺されたことがあったのだ。入居する折、大家に「部屋に鏡を置かないこと」という忠告を受けるが、一ヶ月後に姿見を買ってしまう。そんなある夜、鏡に“OLの凄絶な殺人現場”が映る。一方、同居人の八重は人が変わったように男を連れ込むようになった。その部屋には女と男の深い悲しみと怨みが残っていた―。恐怖と感動の結末、書き下ろし長篇ホラーの傑作。
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