2019年6月22日土曜日




著者  小山田浩子

新たな知識を求めてこの本と出逢う。

派遣社員にて、正規社員との格差に踏まんを抱きつつ旦那の都合で引っ越し。

そして、退職、引っ越し先は旦那の実家の隣、しかも実家の資産により家賃は無料。

憧れの専業主婦だがここから不思議な世界に突入していく。

正直この話を読んでいまいちよく意味がわからなかった。

わかる方わかるのであろう。

面白いか面白くないかと言ったらしい、私は面白くなかった。

謎の人物が出てきて謎の動物ができて謎の展開、そして謎の体験をされている。

これは賞をとった作品だが、専業主婦は現実逃避をすると言うことを言いたいのだろうか?

いまいち何を伝えたいのかがわからなかった。

そしてこの小説から何を学んだかわからない。

特に知識と言う武器をだ。

しかし考え方によっては、意味が分からないから考えると言うこういう人間をするであろう。

その考えるという行為をこの小説は求めたのかもしれない。

そしてその考えるという行為に対して賞を与えたのかもしれない。

そういう意味では賞をとってもおかしくは無い。

つまり人間とはどのような考え方で言葉を受け止めるのか、これが1番大切と言うことである。

また、どのような体験で言葉を受け止めるか、これがまた、大切である。

あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?

仕事を辞め、夫の田舎に移り住んだ私は、暑い夏の日、見たこともない黒い獣を追って、土手に空いた胸の深さの穴に落ちた。甘いお香の匂いが漂う世羅さん、庭の水撒きに励む寡黙な義祖父に、義兄を名乗る見知らぬ男。出会う人々もどこか奇妙で、見慣れた日常は静かに異界の色を帯びる。芥川賞受賞の表題作に、農村の古民家で新生活を始めた友人夫婦との不思議な時を描く2編を収録。



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