2019年6月16日日曜日

偶然屋

偶然屋 

著者  七尾与史

新たな知識を求めてこの本と出逢う。

偶然に見せかけて、偶然の出会いや,,事故を起こすプロ達がいる?

なんとまぁ、ぶっ飛んだお話。

でも、いてもおかしくない世の中。

興味はそそられる。

読み始めたら止まらなくなるような内容であり、ストーリーが非常に楽しい。

どちらかと言うと洗脳的な話にはなっていくが、それでも吸い込まれていく。

さらに現代社会の闇を描こうとしているところもあり、現在の経済にも関わるような所も垣間見れる。

もしかしたら著者も現代の世の中に対し不満を持っているのかもしれないと言う疑問を抱かせるほど、心に刺さるような部分が存在する。

この辺は置いといて単純にストーリーとして楽しいものであり、働くと言う事はどういうことなのかを考えさせられるところもある。

やはり嫌々働いても意味がない。

そして人間関係がわないところで働いても意味がない。

自分が自分らしく生き生きとする所で働くことが大切であると言うことも学ぶことができるのではないだろうか。

この小説を基に犯罪に走らないでほしいと思う。

多少このような話を聞いて犯罪と言うことが頭に浮かび参考にする人がいるかもしれない。

それだけはやめていただきたい。

そのくらい衝撃のある中身である。

あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?

その「偶然」は仕組まれたものかもしれない 

出会いと別れ、栄光と挫折、幸福と不幸、そして生と死・・・・・・。
運命だと思っていたことは、実はすべて仕組まれていたのかもしれない!?

弁護士試験に挫折して就職活動中の水氷里美は、ある日、電信柱に貼られた「オフィス油炭」という錦糸町にある会社の求人広告を見つける。藁にもすがる思いで連絡を入れると、面接場所に指定されたのは、なんとパチンコ屋!? 
数々のミッションをなんとかクリアした里美に与えられたのは「アクシデントディレクター」という聞き慣れないお仕事だった――。
確率に異常にこだわる社長の油炭、かわいいけれど戦闘能力の超高い女子中学生・クロエとともに、里美はクライアントからの依頼を遂行していくが、あるとき「偶然屋」たちの前に、悪魔のような男の存在が浮かび上がる・・・・・・。

ブラックユーモアミステリーの名手、本領発揮!
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