著者 二宮敦人
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
これは隔離された村での子供たちの支配した社会を描いている。
子供たちが自分たち中心に生きていくためには大人を家畜化しなければならない。
歳をとると言う事は家畜化していくという事のカウントダウンである。
誕生日が来るたびに嫌な思いをしなければならない。
そしてその原因は何だったのか?
性的虐待の影がちらついている。
そこにあったのは性的虐待なのであろうか?
性的虐待から自分の身を守るために作られた風土病なのか?
この小説は社会的問題にも関連してきている。
1つ足りないのは知識である。
良い小説は読んだだけで知識が身につく。
物語は面白いがやはり知識の足りなさに残念さを抱く。
生き残るのは何人か?
大人と子供の間にできた溝は埋まるのか?
コミニケーション不足の悲しさを小説として描かれている。
裏を考えればコミニケーションは大切だということを教えている事でもある。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
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