2018年11月21日水曜日

探偵の探偵

探偵の探偵 

著者 松岡佳祐 

新たな知識を求めてこの本と出逢う。

ひときわ目立つ 若い女の子。

何が目的で探偵に近づいてきたのか?

父親 は不倫!

母親はうつ病!

妹に近よってくる ストーカー!

そしてストーカーは妹を殺害!

これにより 心に残る傷!

妹の場所を見つけた探偵へ嫌悪感をいだく

そこからの始まりである。

そして新たな新入社員。

配属されたのは対探偵課!

探偵のための探偵。

復讐という言葉を胸に刻み、これからの日々をすごしていく。

探偵が邪魔な探偵。

末恐ろしい世の中になっている。

探偵の中に隠された欲望!

その欲望を叶えるために、はずれた道 を歩き続ける。

それを直すために、探偵のための探偵。

探偵という職業を認知させるために。

探偵のための探偵 を。

妹と重なる後輩。

姉と重なる先輩。

二人のあゆむ道は。

しかし 探偵がなくなることはないだろう。

人は人を疑う生き物だからである。

悲しい現実である。

あなたにはどんな一行が届き、どんな言葉が残りましたか?
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―独創に満ちたアイディアを詰め込んだ、まったく新しい探偵小説、登場。―
(著者直筆サイン、落款刻印、第2巻冒頭予告篇付きの単行本ハードカバー「特装限定版」同時刊行。文庫続刊『探偵の探偵2』12月12日刊行)

イラスト・清原紘

容赦のない描写と抜群のリーダビリティ。「痺れる」松岡圭祐の新たな世界!
―藤田香織(書評家、エッセイスト)

いいタイトルだ。シンプルでありながら、作品の世界観を的確に言い表している。―村上貴史(ミステリー評論家、「このミス」大賞選考委員)

探偵は正義の味方なんかじゃない。ミステリーヒーローの恐るべきリアル!―香山二三郎(コラムニスト、「江戸川乱歩賞」選考委員、「このミス」大賞選考委員)

「女性探偵」の代名詞となり得る、ヒロインの誕生を見逃すな!―宇田川拓也(「このミス」大賞選考委員)

「探偵小説」への反逆心から生まれた、美しき異形の「探偵」あらわる!―吉田大助(ライター)

作者のシリーズ物は、凝った設定に特色があるが、その中でも本書は飛び切りであろう。悪徳探偵専門の探偵というのは、初めて聞いた。しかし、読み始めてすぐ、こんな探偵がいてもおかしくないと思うようになった。探偵業界の現実が、克明に描かれているからだ。また、主人公の魅力も見逃せない。自分たちの仕事の邪魔になる玲奈の命を、悪徳探偵は本気で狙ってくる。それを承知の上で、彼女は危地に向かう。彼女は、頭脳派でもある。玲奈と悪徳探偵の頭脳戦は、双方一歩も引かぬ名勝負。でも、才色兼備にして文武両道の玲奈が、その力を見せれば見せるほど、彼女の哀しみが際立ってくる。タフでハードな鎧の下には、癒せぬ傷を抱えた魂が隠れている。―細谷正充(書評家、「江戸川乱歩賞」選考委員)

〔あらすじ〕調査会社スマ・リサーチが併設する探偵学校スマPIスクールに、笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、という玲奈、なぜ彼女は探偵学校に入校したのか? スマ・リサーチの社長・須磨康臣は、彼女の驚くべき過去をつきとめる。須磨は玲奈の希望を鑑み「対探偵課」を設けた。紗崎玲奈はひとり、悪徳探偵を追う“対探偵課探偵”となった。

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