2018年11月25日日曜日

思いでのとき修理します3

思いでのとき修理します3 

著者 谷瑞恵 


新たな知識を求めてこの本と出逢う。

ネックレス お賽銭箱に入れる女。

何が目的なのだろうか?

嫌な思い出を消し去りたいのか?

話がかみ合わない同級生。

時計はどこに戻りたいのだろうか?

時計の居場所は?

最初についたイメージ。

抜け出せない劣等感。

時計という思い出を胸に誤解をといていく。

そこにあるのは交差された誤解。

嘘から抜け出す為に正直になる。

人間は誰しもが嘘をつく。

その嘘で人を傷つけるか幸せにするかで嘘の価値がかわる。

現れたライバル!

イケメンを巡り争っている。

その争いの中、どのように戦い続け、愛を深めていくのか?

そして実の父が明らかになっていく。

子供の時の思い出のでほとんど覚えていない。

なのに断片的に思い出していく思い出。

記憶とはそういうものだ。

さらに時計という思い出と記憶がリンクしていく。

時計が好きな人間にとっては素晴らしい形である。

時計はすれ違いの時間を戻してくることはできるのか?

できない。

だか、掛け違えたボタンをはめ直すことはできる。

時計とは関係ないが。

言葉とは難しい。

当時はわからなかった。

でも今なら分かる相手の気持ち。

という気持ちの掛け違い というのは 実際みんな多いのではないか?

大事な事は相手が何を伝えようとしているのか?

受け取ろうという気持ちはあるのか?

であることを再確認させてくれる一冊であった。

あなたにはどんな一行が届き、どんな言葉が残りましたか?
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穏やかな交際を続ける明里と秀司。ある日「秀司の時計店を女が手伝っている」と教えられた明里は、店で骨董店の娘・郁実と出会う。東京での仕事を辞めて帰ってきたという彼女は、商店街のお祭り準備で秀司が不在がちの今だけ、店番をしているのだという。自分と境遇の似た彼女に共感を覚えつつも、秀司との関係に少しだけ不安を感じて…。切なく温かく、心を癒やす連作短編集、シリーズ第3弾。

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