著者 中島梨里緒
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
私達は、どのような時代で生まれ、どのような時代で生きて、どのような時代を見て死ぬのだろう、そんな思いの中、フッと空を見上げる。
そこには青い空と、白い雲がある。
そんな思いの中、今回はどのような小説を読もうかと考えながら本屋を歩き回っている。
その時にふと目についたのがこの小説である。
どうやら恋愛小説みたいな感じだが、食わず嫌いと言うことでいちど読んでみようと思う。
私の中でこの本を読んだときどのようなイメージが湧くのかわからないが、人の気持ちと言うのは理解できるのではないかと思う。
話の中身は、別れた男女が体だけの関係を続けていると言うストーリーである。
そしてそういう関係を断ち切ろうとしている女性がどのような思いでどのような心境で新たな人生を歩み始めるのか、これが主体となっている感じである。
ツインソウル結ばれる運命、いい意味でも、悪い意味でも。
気付け合う2人かもしれない、でも離れる事はできない2人。
そこまで感情を持ち込んむ事ができるのであろうか?
いや、持ち込みたいという気持ちはあるのである。
でも、なかなかそんな運命に出逢うことは少ない。
いや、それは私だけ?
他の人はそんな思いを体験した事ある?
と、少し不安な気持ちに陥る私。
たくさんの人がこの世の中には存在する。
だからこそ、たくさんの想いや、感情、気持ちが世の中に存在する。
他の人から見たら平凡かもしれない、しかし、2人の中では大きな事である。
平凡な毎日って何?
1日に1回は笑いあえる2人が一番だとわたしは思う。
平凡と言われるかもしれない、しかし、それは平凡ではない。
大切で貴重な事だと思う。
笑顔のある人生こそ素敵な人生だと信じている。
ラストは意外な展開を見せてくれたが、全体的に面白い小説であった。
読み始めはなかなか進まなかったが、中盤位からは一気にラストまで読んでしまった。
それだけこの世界にハマったということであろう。
著者は倉庫関係の仕事に詳しいのか、かなり上最適な仕事の内容まで描かれている。
この小説を通して学べる事はトラックの知識と倉庫の仕事の知識と言うことである。
物語を読む上で知識がつくという事は良い小説の証明である。
寒い日々心温まる話をありがとうと言う感謝。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
大手物流会社で働く遥香は、1年前に別れた同僚の男と身体だけの関係を続けている。
しかし激しい雨の日、帰宅途中の田んぼ道で脱輪している遥香を、偶然通りかかったトラックドライバーが助けてくれた。
お礼も受け取らずに立ち去ったドライバーのことが気になっていた矢先、遥香の働く会社に彼が積み込みに現れる。
この再会は運命か、それとも……。
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