著者 黒史郎
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
世の中は理不尽である。
理不尽な世の中で我々は生きていかなければならない。
変える事ができない、この世の中、人は本当に何を求め生きていくのか?
なんて考える人がこの世の中にはいるのだろうか?
警察に代わって、裁判所に代わって復讐するそれが怪人二十面相。
おそらくこれに拍手をする人たちは多いであろう。
でも世の中には超えていいラインと越えてはいけないラインがある。
ラインを越えずに平和な世の中を作っていく、これが非常に難しいことではあるが、これを人間は求めていかなければならない。
怪盗二十面相はある意味ではヒーローだが犯罪者であることに変わりは無い。
そしてこの小説が面白い事は、明智小五郎が出てくることである。
明智小五郎の親友が怪盗二十面相に変化していく理由がまた切ない。
そしてこの物語の確信である、断罪である。
世の中の理不尽に対しての断罪。正義とは何かを、考えさせられる断罪。
この本は世の中の理不尽さといかに向き合っていくのかを考えさせられる。
誰しも理不尽さと向き合い、理不尽さと戦っている。
水面上にて戦うか、水面下で戦うかの違いはあるが。
でも、理不尽さがなくなる世の中になってくれれば言うことない。
そんな世の中を望みながら、今日も生きていく。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
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