喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿
著者 鯨統一郎
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
今回は私は神社に向かい歩いている。
またしても散歩であるが。
しかし晴天である。
晴れ晴れとした今日、清々しい気持ちで事件簿川沿いを神社に向かい歩いている。
川沿いの隔離された道のため、読書しながらでも歩いていける。
晴天の朝、読書しながら散歩をすると、なんて気持ちがいいのであろうか?
こんな経験している人が世の中に何人いるのであろうか?
と、素晴らしい時間を過ごしている自分に酔いながら今回は喫茶店の、言葉に惹かれこの小説の世界に身を投げてしまった。
一風変わった、喫茶店の面接が始まるがこの喫茶店の、ママの思考回路が、この小説の醍醐味かと匂わせるスタートである。
珈琲を出さない喫茶店、それはお茶を出す喫茶店である。
茶に関する知識を得られるかとドキドキ。
茶の葉を発酵させたら紅茶くらいの知識しか得ることができず、残念な思いで小説を、読む私。
この小説は喫茶店のママの思考回路での物語である。
これはこれで面白いけど。
そんな気持ちで川沿いを散歩しながら読書する私と、川沿いを散歩する人達がすれ違う。
色々な目的で川沿いを歩く人々。
そんな平和な風景に酔いしれながら、私はまた小説の世界に入り込む。
茶の知識があまりないと思ってた私、すいません言葉足らずで。
日本茶の知識は学べます。
しかも、こんな商品、あんな商品など。
言葉足らずでって怖いと思いつつ、反省そして著者にお詫び、すいません。
短編集のような小説である。
パンク歌手目指す息子と父親、さえない大学生と美人女子大生。
盗難保険、盗難グッズ販売の営業ウーマン。
(まだ、ここまでしか読了出来てない。)
でも、ここまでしか読んでないが、この小説を購入したことは後悔してない。
と、言うことは楽しんでる?
楽しんでる!
そんな言葉のラリーを頭に浮かべながら、散歩による読書を続ける。
健康を意識した年配者とすれ違いながら。
また、小説の世界に魅了されながら。
そんなこんなで散歩しながらまた小説の世界に吸い込まれる。
今度は不倫を疑う年下の夫の話である。
年上の綺麗な姉さん女房が浮気?
疑い、ジレンマがあるが別れるという選択肢はないみたいだ。
正気に戻って欲しいと願う毎日。
惚れたもんが負けの世界、この世は。
と、夫婦の良さを小説でアピール。
受け取れ〜。
スルー?(笑)
と、笑顔になる私。
散歩しながら読書しているが、すれ違う年配者の夫婦が素敵な事。
手を繋いでいる。
こちらが赤面になるほどに。
堂々と。
なんて素晴らしい事なの。
あんな年の取り方ができるなんて。
う・う・羨ましい。
そんな思いで散歩を続けていると、偶然か恋愛的な話の世界に入り込んでいく。
フィギアをする女子大生が、イケメンで同世代の男を選ぶのか?
ちょっと年上の先生を選ぶのかという恋愛話である。
ここに名物となってきているママが推理をし始める。
今度はママがどのような事を推理するのであろうか?
興味がだんだんと湧いてくる。
つまり私はこの小説の世界にどっぷりつかっているということである。
ママの推理で意外な展開へ向かう。
ドキドキしてきた。
まさかの先生って叫びたくなる。
どーゆー事って感じかな。
優しい言葉だけが優しさではない。
厳しい言葉が、優しさでもある。
改めて実感させてくれる時間をくれた。
人間って難しい生きもんだと思う。
改めてかんがえさせてくれた。
考えながらの散歩は身にしみる。
冷たい風が一段と私のたいおんを奪っていく。
冬の辛さと、人間関係の辛さが同時に私を襲う。
そんな中年寄りのいざこざが始まる。
嫌がらせは何のためにするのであろうか?
今まで仲良かったのに?
急に態度を急変させたのはなぜ?
本当に嫌いになったから?
隠された真実は別にあるのではないであろうか?
人間関係って難しい、人間とは難しい生き物なんだと、改めて実感。
私は上手くこなせてる?
あなたは上手くこなせてる?
日本茶という飲み物を通して。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
江古田にある日本茶専門喫茶店に通う客たちの悩みを、年齢不詳、自称・元サイコセラピストで元警視庁プロファイラーのママが解決する。全六話。
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