2019年5月26日日曜日

千里眼の教室

千里眼の教室

著者  松岡圭祐

新たな知識を求めてこの本と出逢う。

世の中を変えるために立ち上がる?

何を持って?

爆弾?

世の中は理不尽の塊である。

我々はその中で生きている。

そんな世の中を良くしたくて、というがやり方を間違えてはいけない。

そんな中で、今日はコーヒーを飲みながら松岡圭祐氏の世界に入っていこう。

学校が占拠される。

酸素欠乏症にて、何かを起こそうとしている犯人、そしてその実験台された高校生達。

高校生達が大人からの独立を企て、高校を占拠そして、自分達の国を創り上げていく。

こんな話は昔からよく創作されるストーリーである。

しかし、その中でいかに現実性をリアルをもたせた世界を創り上げていくが、小説の面白さに繋がる。

松岡圭祐氏の作り上げる世界は、何故か小説の中に吸い込めれていく。

何故このような小説が生まれてくるのか考えたとき、1番に思うのは今の日本の世の中に不満があると言うことである。

この小説が書かれた時に日本国民は当時の日本政府に対してどのように思ったことであろうか?

問題点は2つである、1つ目はいじめ問題、2つ目は格差社会である。

この子供たちが作り上げた世界では正しい格差社会を求められている。

正当な評価が下される正しい格差社会である。

そしてイジメの撲滅。

これは学校社会だけではない、企業社会にも存在する。

イジメというより、ちょっとした嫌がらせである。

昔も今も競争社会。

思いは伝わると信じて、明日から生きていこう。

あなたにはどんなⅠ行が届き、どんな言葉が残りましたか?

酸素欠乏症を引き起こす時限式爆発物を追い、名古屋の中心街をF1で疾走する臨床心理士・岬美由紀は最悪の事実を突きつけられる。それが高校に仕掛けられたと。そして残された時間は1時間を切っていると――。いじめや自殺、社会格差など、現代日本の抱える問題に鋭く切り込みながら、美由紀の新たな側面を描き出す。シリーズの新たな地平を切り拓く第5弾。異色の社会派エンターテインメント!



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