最適解を導き出す信念と信頼のリーダーシップ
Luis Enrique
著者 リュイス・ラインス
監訳 小澤一郎
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
世界一のスポーツと言われてるフットボール、いやサッカーで選手として成功したルイス・エンリケ氏、バルセロナで監督としても成功。
どのようなマネージメントをしたのだろうか?と興味津々。
バルセロナと言えばサクラダファミリア、行ってみたい死ぬ前に一度は見てみたいサクラダファミリア。
そんなこんなで、今回もまた、珈琲を頂きながら、活字と向き合う。
その場所は、・・・。
またもや、スタバことスターバックス殿である。
またしても、お世話になります、すいません。
この本はルイス・エンリケ氏の送ってきた人生を書かれているみたいだ。
プロまでのルイス・エンリケ氏。プロ選手としてのルイス・エンリケ氏。
そして監督としてのルイス・エンリケ氏。
信頼される人物で信頼に足りない人物は側におかない人物。
彼のリーダ論である。
仕事は本当に信頼できる人達とやるのが1番という事をこの本で教えてもらった。
しかし、世の中そんなに甘くない。
そーなるために、仕事仲間を選べるように自分自身の成長、自分の価値の向上が必要。
そして、誰に対しても厳格でないといけない。
そこに妥協は存在しない。
ルイス・エンリケ氏自身がチームプレーの為の犠牲を受け入れてたから、監督としても同じ事を求める、そして受け入れることが出来る。
ルイス・エンリケという本に出会い、素晴らしい言葉に巡り会えた。
『人間は沈黙の支配者であり、自らの言葉の奴隷である』
なんて、胸に、心に響く言葉。
FCバルセロナでこれからどれだけの活躍をするのかわからないけど、頑張って欲しい。
そして次は彼自身の言葉で、彼が書いた本を読んでみたい。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
FCバルセロナ現・監督“ルイス・エンリケ"初の評伝
現役選手時代から監督としてFCバルセロナで三冠を達成するまでの彼の道筋を辿っていく。
マルティ・パラルナウによるまえがき
ミケルス、クライフ、グアルディオラといった偉大な監督たちも座ったベンチに座ることになる監督とは
どういう感情を抱くのだろう。もしその椅子に座ることだけが目標であったならば、
次の日には椅子は何の意味ももたなくなる。
座ること自体に満足するような監督では到底監督など務まらないのだ。
ある意味で監督業とはとにかく走りにくいビーチの1歩足を出すのも大変な環境でマラソンを走るような苦行だ。
ルイス・エンリケは監督のベンチがトライアスロンのような苦行であることを理解している。
その挑戦に妥協する余地はなく、トライアスロンのようにどんなにずぶ濡れになろうが、長距離を走ろうが、
ペダルをこぐのが辛かろうがゴール目指して前に進まなければいけない。
最後に、著者であり知人のルイス・ラインスは、等身大のルイス・エンリケをよく知っている。
私はまだ監督の顔を持っていないと感じているが、そのポートレートを描くことができるのは
彼が丹念に描いたルイス・エンリケの評伝があったからだ。
おせっかいかもしれないが、一つ皆さんにはアドバイスしておきたい。
この本の中に散りばめられた文脈の意味を注意深く読み取って欲しい。
著者は数多くのディテールや真実をそこに埋め込んでいる。
マルティ・パラルナウ(ジャーナリスト、「ペップ・グアルディオラ キミにすべてを語ろう」の著者)
◆もくじ
マルティ・パラルナウによるまえがき
著者まえがき
第1章 異彩を放つサッカー選手
第2章 サッカーから離れた生活
第3章 恩師たち
第4章 バルサBでの快進撃
第5章 トッティという問題
第6章 再びサッカーを離れた1年間
第7章 セルタのやぐら
第8章 情報漏洩したバルサとの交渉
第9章 エンリケのスタッフたち
第10章 意図のある言明
第11章 マニュアル通りの補強
第12章 チャビの復活
第13章 バルサのプレーモデル改革
第14章 プロとしてのディシプリン
第15章 メッシとの確執?
第16章 友情の崇高さ
第17章 メディアとの相容れない関係
第18章 見出された最適解
第19章 就任初年度での三冠達成
監訳者あとがき
ルイス・エンリケ戦績
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