著者 湊かなえ
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
これは境遇の感想だ。
不思議なもんである。
本屋でふっと眼を向けたらそこに湊かなえの本がある。
何故か気になり手にとってしまう。
(そうか!湊かなえの本が好きなのか)
告白を読んでから、湊かなえが描く小説の展開にドキドキしてしまう。
だからどうしても湊かなえの本をとってしまうのである。
そんな中今回は境遇と言う本が出てきた。
やっぱり手に取ってしまった。
この小説の物語は子供を誘拐されるということである。
そしてその子供が誘拐された理由が何なのかこれが1番のポイントとなる。
主人公は政治家の端である。
政治の裏の疑惑と匂わせといて、実は主人公の生い立ちに秘密がある。
では主人公は誰か?
2人の女性である。
陽子と晴美、この2人である。
この2人の出生の秘密がこの小説の物語となる。
つまりこの小説に関しては、人間関係とは何か、人付き合いとは何か、人と人との関わり方とはどういうことなのかを問いかけてくる小説であった。
身近にいる人間がすべて信用できる人間とは限らないし、身近にいる人間が思っている以上に信用できる人間だとも思える。
人間とははかないものであり単純な生き物である。
何のために生きて、何のために死んでいくのか改めて考えさせてくれた1冊だった。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
デビュー作の絵本『あおぞらリボン』がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。
共に幼いころ親に捨てられ児童養護施設で育った過去を持つ。
ある日、「真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐された。
「真実」とは一体何なのか。そして犯人は……。巻末に絵本『あおぞらリボン』(文・みなとかなえ 絵・すやまゆうか)を収録。
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