著者 羽田圭介
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
今をときめく羽田圭介がどのような小説を書くのか興味があり、つい手を伸ばした?
読み始めてすぐに感じたことはこれは、SMに、関連する話か?
って感じである?
証券会社で働くエリートにまつわるストレスをSMクラブで発散する。
これは現代のストレスとの向き合い方を描いている小説かもしれない。
今や、ストレスはあるもので、いかに付き合っていくか?
が問われている。
これが現代社会である。
本当はstressのない社会を目指し、誰もが笑顔で生きていく世の中になってほしいもんだが。
(むしろ、アベノミクスで格差社会は広がるだろう。)
ここまで歪んだ欲求を求めるほど、心に闇を育てているのか?
と驚きがある。
私には、理解できない世界が羽田圭介の小説の中に存在している。
そして、主人公と思われるサトウさんは大腸菌にて、死にかけるがその死にかけに快楽を感じた。
何故羽田圭介はこのような話を求めて執筆したのだろうか?
羽田圭介はこの快楽に芸術を感じ、アートとして世にはなった。(私にはアートには感じないが)
羽田圭介には羽田圭介なりの芸術を感じたのであろう。
しかし、意外な話の展開であった。
この小説は何を語り、何を伝えたいのか?
難しい小説である。
おそらくストレスとの向き合い方だと思う。
いかにストレスと向き合っていかにストレスを解消していくのかこれが大切であるのではないだろうか。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
その男には2つの顔があった。昼は高齢者に金融商品を売りつける高給取りの証券マン。一転して夜はSMクラブの女王様に跪き、快楽を貪る奴隷。よりハードなプレイを求め、死ぬほどの苦しみを味わった彼が見出したものとは――芥川賞選考委員の賛否が飛び交った表題作のほか、講師と生徒、奴隷と女王様、公私で立場が逆転する男と女の奇妙な交錯を描いた「トーキョーの調教」収録。
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