著者 佐々木譲
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
これは回廊封鎖の感想である。
今日もまた書店へ散歩をしてしまった。
そしたら回廊封鎖と言う文字が目に入る。
私はすぐにこの小説を手に取って見る。
どのような内容かは正直わからないがいちど読んでみよう、そう心の中に芽生えてしまった。
これを直感的な出会いと言うのであろう。
よってこの本と出会ってしまった。
次々と人が死んでいく。
その先をたどっていくとサラ金にたどり着いた。
サラ金で人生が狂った人達の復讐劇である。
意外と犯人像はすぐに割れるもんである。
そしてその犯人の犯行を食い止めるように小説が描かれている。
この小説を通してサラ金がいかに怖いものかを1つの勉強となる教訓となることを望まれているのではないか?
そう感じてしまった。
そして何よりも恐ろしいのは人間が人間に対する恨みである。
怨みとはここまで助長するものなのであろうか?
(自分では恨まれるような行動とってないつもりだけど、実際恨まれてることなどもあるかもしれない。怖い、怖い。)
この小説、この物語を通して著者が1番言われたい事は格差社会に対しての言及であろう。
格差社会がアベノミクスで広がっている。
世の中がおかしくなってきている、これに対しお金持っている人間だけが救われる事は本当に良いことなのであろうか?
これを再度考える機会がこの小説で与えられる。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
連続する殺人事件には共通点があった。見せしめのような殺害方法、被害者は破綻した大手消費者金融「紅鶴」の元社員。それに気付いた刑事・久保田は事件を追い始める。紅鶴に人生を破壊された男たちの復讐劇の最後にして最大のターゲットは社長一族の元専務・紅林伸夫。決着の場所は、六本木の巨大ビルで行われる映画祭。その壮絶な結末とは―!?現代社会の闇に向き合った渾身の犯罪小説。
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