うしろから歩いてくる微笑
著者 樋口有介
鎌倉在住の薬膳研究家と知り合った俺・柚木草平。10年前に失踪した同級生の目撃情報が鎌倉周辺で増えているので調べてほしいと、彼女はいう。早速鎌倉の“探す会”事務局を訪ねるが、これといった話は聞けなかった。ところがその晩、事務局で会った女性が殺害されてしまう。急遽、失踪事件から殺人事件に調査を切り替えた柚木が見つけた真実とは?月刊EYESの小高直海らおなじみのキャラクターに加え、神奈川県警の女性刑事など今回の事件も美女づくし。刑事さん、さようなら
著者 樋口有介
知らない世界の知識を求めてこの本と出逢う。
二つの物語が交差する。
交差したときドラマが生まれる。
貴方はこの犯人を許しますか?
現代の正義とは何か?
を問いかける。
日本国の現在の法律で正義は語ることが出来るのであろうか?
事件が起き、裁判が開かれ、会見で復讐できるなら復讐したいと発言が聞かれる。
これは現在の法律が、納得できない事例が生じてきた証拠ではないか?
この頃、そのように感じる。
だから裁判員制度も出来たのであろう。
しかし、裁判員制度の意見を無視した判決が出始めている。
何のための裁判員制度なのか?
もう一度検討しなおして頂きたい。
あなたにはどんな一行が届き、どんな言葉が残りましたか?
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「結婚したい女ができた」と明かした十日ほど後、警官が自宅で首を吊った。その二日後、河原で風俗ライターの死体が見つかる。後輩の自殺に疑問を抱き独自に聞き込みを続けていた警部補・須貝は、二つの不審死をつなぐ“女A”の存在に行き着くのだが―。「善人の罪科」と「悪人の正義」が交錯する、美しくも哀しき愛の物語。
群馬県前橋市生まれ。 『ぼくと、ぼくらの夏』で第6回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞。 『風少女』が第103回直木賞候補となる。 主な著書に『彼女はたぶん魔法を使う』にはじまる〈柚木草平〉シリーズ、 時代小説〈船宿たき川捕物暦〉シリーズのほか、 『夏の口紅』『木野塚探偵事務所だ』『月への梯子』『ピース』『窓の外は向日葵の畑』などがある。