2020年5月5日火曜日

「ビデオショップ・カリフォルニア」「ジュリオ」

ビデオショップ・カリフォルニア

著者  木下半太

二十歳のフリーター桃田竜がバイトするレンタルビデオ店は、映画マニアの天国。映画には興味薄の竜も、悩殺ボディの同僚ができて桃色な日々。だが、東大進学した元カノがAV女優になって現れたり、店の乗っ取りの危機に遭ったり、さらには仲間の裏切りや失踪まで、まさか尽くし!情熱と衝動が止まらない、世紀末を駆け抜ける僕らの青春物語。

ジュリオ

著者  木下半太

知らない新たな世界の知識を求めてこの本と出逢う。

財政破綻後の大阪を描いている。

武をメインに据え置き、閉ざされた現代社会の闇が見え隠れする。

独裁者を望んでいるのか?

または、独裁者を遠まわしに批判しているのか?

どう受け止めるかは貴方次第。

大阪の破綻をメインに書くとは非常に面白い視点ではなかろうか?

日本国はとんでもない借金を抱えている。

厳密にいうと、日本国というより日本国政府だが・・・・・。

借金を返す気がない政府は充てにならないので、やはり日本国が借金を抱えていると受け止めても間違いではないのではないか?

そして、財政破たんしたらこの小説に描かれているようにコロシが多発する可能性は高いであろう。

やはり、非常に面白い所に目をつけたもんだ。


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特殊能力を持つ天涯孤独の17歳、鳥谷ジュリオ。ギャングのトップを目指すが、大切な仲間を失ってしまう。同じ頃、市長暗殺未遂が勃発し、元FBIの美女・具志堅花はボディガードを、絵本探偵・羽田誠は犯人追跡を命じられた。しかし、市長の悪行を目撃したジュリオ、花、羽田は、少年・海斗を救うため共に行動を開始。もう誰も失いたくない―孤独な魂が荒ぶる、命懸けの追走劇!

木下/半太
1974(昭和49)年、大阪府生れ。高校卒業後、パチプロ、映画専門学校などを経て脚本家・俳優として活動を開始。現在、サスペンス・コメディ劇団「劇団ニコルソンズ」で脚本・演出を手掛けている。2006年、『悪夢のエレベーター』で作家デビュー