2020年5月13日水曜日

「太平洋食堂」「虎と月」

太平洋食堂

著者  柳広司

「目の前で苦しんでいる人から目を背けることは、どうしてもできん」一九〇四年(明治三十七年)、紀州・新宮に西洋の王様がかぶる王冠のような看板を掲げた洋食屋「太平洋食堂」が開店した。店の主人は「ひげのドクトル(毒取る)さん」と呼ばれ、地元の人たちから慕われていた医師・大石誠之助。アメリカやシンガポール、インドなどに留学した経験を持つ誠之助は、戦争と差別を嫌い、常に貧しき人の側に立って行動する人だった。やがて幸徳秋水、堺利彦、森近運平らと交流を深めていく中、“主義者”として国家から監視されるようになった誠之助に待ち受ける運命とは―。ドラマチックな筆致と徹底した時代考証が融合した超近代的歴史長編誕生!

虎と月

著者  柳広司

新たな知識を求めてこの本と出逢う。

漢文と引っ掛けて書かれている物語は万人受けする本ではない。

好む方には好むだろう。

漢文を通して暴かれていく真実。

楽しさ及び、難しさで学べる一冊である。

虎は月にどう向き合うのか?

月は虎とどう向き合うのか?

虎と月である。

漢文という芸術をいかに感じることができるか?

日本語は難しい!

日本語は楽しい!

日本語は芸術である!

どの言葉をどのように伝えるのか?_

そこに日本語の難しさ、美しさが」ある。

言葉とは、癒しであり、攻撃する武器となる。

いかに操るのか?

そして、どのような人生を送るのか?

私も幸せになりたいし、あなたにも幸せになってほしい。


あなたにはどんな一行が届き、どんな言葉が残りましたか?


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