著者 貫井徳郎
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
これは微笑み人の感想である。
この小説は安治川事件の話である。
エリートサラリーマンが妻と娘を殺した。
(怖い話を、引いてしまったって感じ)殺した犯人の周辺にて聞き込みしてみると、人殺しをするようなタイプではないと、証言。
(殺人ニュースになる犯人としてはおおくないか?)
だだその中でも一部の人間は違和感を感じていた。
妻であり、妻の友人であり、後輩である。
(立場が弱い相手にはスキがでた?)
一瞬だけ見られる不気味な微笑み、感情のない言葉、他人に興味がない仕草などである。
(人は言葉だけでは信用できない、やっぱりフッとした瞬間の行動である。)
第2の事件である、ダムで死体が上がった。
死体は梶原氏である。
ここで動機がまた問題となる。
(この関連の事件は動機が1番のポイントになる感じだな。)
梶原氏が何故殺されたか?
をあたっていくと、梶原氏が他人から嫌われる人材だということがわかる。
他方から上がる声は殺されて当然という声である。
(よくいるよなーこんな奴)
しかし、本ボシである仁藤氏からは殺す動機が、見当たらない。
小さい頃のトラウマが殺人を作った可能性がある。
あの時出会った少女、それが犯人を殺人強いしてあげた。
人間とはどのような人生を送りどのような経験を積むかにより人格形成が行われる。
素晴らしい人生経験を積んだ人間が、素晴らしい人格者になる。
だからこそたくさんの人生経験をする必要性がある。
そしてなによりも優秀な人材と付き合うことが大切である。
そのためにはいろいろな出会いが必要で、人との出会い、本との出会い、言葉との出会いである。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
理解できない犯罪が、一番怖い
エリート銀行員の仁藤俊実が、「本が増えて家が手狭になった」という理由で妻子を殺害。
小説家の「私」は事件をノンフィクションにまとめるべく、周辺の人々への取材を始めた。
「いい人」と評される仁藤だが、過去に遡るとその周辺で、
不審な死を遂げている人物が他にもいることが判明し……。
理解不能の事件の闇に挑んだ小説家が見た真実とは!? 戦慄のラストに驚愕必至!
ミステリーの常識を超えた衝撃作、待望の文庫化。
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