2019年3月29日金曜日

日本経済黄金期前夜

日本経済黄金期前夜

著者  永濱利廣

新たな知識を求めてこの本と出逢う。

経済は良くもなるし、悪くもなるのはその時の経済を取り巻く環境と、その環境を作り出す政策である。

似たような経済政策をしてれば、似たような環境は出来上がる。

その中で1986年と2014年はそっくりな環境である。

・原油価格の暴落・大幅な金融緩和・景気後退局面での財政政策・政権与党の圧勝と構造改革・大型民営化による株式市場の活況・数年後に控える消費増税。

状況がそっくりなのである。

という事はどうなるであろうか?

歴史は繰り返すと言う言葉が存在するように、本当に歴史は繰り返すのであろうか?

信じるものは救われる⁉︎

確かに信じることができれば救われるであろう。

それはこの予言めいた言葉が正しかったときの話だが…。

原油安は原油輸入国の日本にとってはとても良いことであるが、それが経済復活になるかどうかはわからないもんである。

なぜならアメリカと違って日本は車社会から離れようとしているからである。

よって原油安が生じても、その資金が他の経済活動にもあるかどうかはわからない。

むしろ貯金にまわる可能性が非常に高い。

さらに内部留保という貯蓄に回っている。

こんな状況で本当に日本経済が良くなるのであろうか?

はだはだ疑問に思える。

よくなってほしいという願望はあるが、じゃあ信じろと言われて信じるほどバカではない。

さらに日本には多額の借金が残っている。

この借金を返すには増税をするのかハイパーインフレにして紙幣価値を落とすしかない。

この問題が残っているがゆえ、日本経済に上昇する見込みは見当たらない。

今の日本は難しい状況に置かれている。

その中で僕たち私たちは生きていく。

生きていかなければならない。

マイナンバー制度も始まり、より一層税金が取られる時代になってしまった。

これから貯めた資産をいかに守っていくのか?

そして、資産を武器に世の中を変えていく必要がある。

今の世の中で良いのか?

こんな時代で満足なのか?

変えるべき世の中にはなってないのか?

私は見てみたい、もっと発展した世の中を。

もっと発展した時代を。

景気が良い、景気が悪いではない。

どんなときでも稼ぐことが大切である。

どんなときでも稼げる力が大切である。

あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?

テレビでおなじみの人気エコノミストが大胆予測! 
それでも、日本経済は沈まない! 


経済は「環境」と「政策」に左右されます。
だから、それらが今とそっくりの時代がもしあれば、
今後の日本経済に何が起きるかを予測できるはずです。
しかし、そんな都合のいい時代があったのでしょうか。

実は、あったのです。
それが1986年と、2014年の日本です。
80年代後半、日本は未曾有の好景気に沸きました。
それと同様、今の日本は、黄金期の入り口に立っているのです。
――永濱 利廣


【1986年→1989年】
原油価格が1/3に下落
史上最低の公定歩合
公共事業費が増加に
NTT株公開
消費税導入
「死んだふり解散」で自民党圧勝
「前川リポート」による構造改革
ブラックマンデーと、その後の急回復

【2014年→2017年】
原油価格が1/2に下落
金融の異次元緩和
機動的な財政政策
郵政株公開
消費税増税
「アベノミクス解散」で与党圧勝
「日本再興戦略」による構造改革
中国ショックと、その後の急回復?
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