著者 谷瑞恵
思い出を修理する?
どういう意味?
まずはそんな疑問が生じるだろう。
小説を読めば疑問がとける。
最初は兄弟喧嘩。
兄弟喧嘩の修復により幸せにみちびく。
次は夫婦喧嘩。誤解を解き幸せにみちびく。
化石を題材に過去の嫌な思い出から時計にのせて思い出を修理します。
化石は歴史の積み重ねであり、時計も歴史の積み重ねである。針が刻む音。
ほかの人にはどのように聞こえたのだろうか。
私との違い、どのような違い?
どんな感じの違い?
どんな雰囲気での違い?
あなたにはどう違いが出ますか?
どのような違いを受け取りましたか?
違いの差に人生がある。
私はそう信じたい。
そう信じてもらいたい。
思い出はかけがえのない宝物。
思い出を大切に。
読書を大切に。
より良い未来のために。
あなたにはどんな一行が届き、どんな言葉が残りましたか?
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寂れた商店街の片隅に佇む、「おもいでの時修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。店主の時計師・秀司と、彼の恋人で美容師の明里のもとを、傷ついた記憶を抱えた人たちが訪れる。あの日言えなかった言葉や、すれ違ってしまった思い―家族や恋人、大切な人との悲しい過去を修復できるとしたら?切なく温かく、心を癒す連作短編集、シリーズ第2弾。文庫書き下ろし。
谷/瑞恵
2月3日生まれ。三重県出身。『パラダイスルネッサンス』で1997年度ロマン大賞佳作を受賞し、デビュー。以降、集英社コバルト文庫で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
2月3日生まれ。三重県出身。『パラダイスルネッサンス』で1997年度ロマン大賞佳作を受賞し、デビュー。以降、集英社コバルト文庫で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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