2020年3月16日月曜日

「日本型リア充の研究」「愛国奴」

日本型リア充の研究

この国の絶対的強者「日本型リア充」
若年層に広がる階級格差に光を当て、
リア充の打倒・放逐を目指す野心作。

この国の勝者と敗者は、生まれた瞬間から決まっている――。

渋谷ハロウィン暴動事件、「ミスター慶應」強姦事件など、
世間を騒がす無鉄砲で野放図な若者たち。
彼らは人生が保証された絶対的強者「日本型リア充」である。
若年層を中心に広がる「日本型リア充」との階級格差。
それは人格形成にまで影響を及ぼすほど深く、甚大である。

「日本型リア充」とは一体何者か。
彼らとどう闘い、如何にして打ち勝つか。
本書は、この困難な問題に挑むすべての非リア充に届けたい、武器としての言論である。


◎目次◎
第1章 「リア充」とは何か――日本型リア充の誕生
第1節 この国の勝者=真のリア充(土地取得の先行者たち)
第2節 パリピとは何か――非内省型人間
第3節 「日本型リア充」とは何か
コラム 「日本型リア充」を政治家で例えると――鳩山由紀夫/「愚鈍な日本型リア充」――麻生太郎

第2章 土地の格差をどうするか?
第1節 どうせ家は買えないのだ。諦めろ。
第2節 田舎の土地を買い、倉庫を建てる
第3節 不足する家族向け物件と官製忖度
第4節 帯状の扇状地に800万円以下の家を買おう
コラム 「最凶の日本型リア充」――ミスター慶應強姦事件

第3章 日本型リア充を超えるとき
第1節 「大学デビュー」の幻想と非内省型人間
第2節 「持つ者」への抵抗
第3節 固着化する世襲への恐怖


愛国奴


「ちょっと右寄りでオタク青年」という出自をもつ主人公、南部照一。ネットで知り合った友人の手引きで「保守ムラ」の狭い論壇に出入りするようになる。
当初は右も左もわからぬ照一であったが、某警備会社が主催する懸賞論文での入選を機に、CS放送局を運営する「保守ムラ」のドン・杉坂義男にスカウトされてキャリアを形成していくうち、いつしか照一自身も保守業界の病弊に蝕まれていくのであった。
そのような中、保守論壇をリードする波多野譲と土井賢治の二人の若手言論人が、出演する保守系CS放送の番組放送枠をめぐり対立を始める。
その結果、血で血を洗う骨肉の「保守内戦」が勃発……
そこから物語は急展開を見せていくことになる。
保守ムラの住人たちはどうなっていくのか。愛国を掲げてカネ、利権、憎悪、嫉妬、報復、狂気が蠢く世界を描いた、著者初めての渾身の長編書下ろし小説500枚。


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