一度、死んでみましたが
著者 神足裕司重度くも膜下出血に倒れた、人気コラムニスト、神足裕司。
絶望的な状態から奇蹟的な回復。
神足は命と正面から向き合う日々を綴ることで、コラムニストとして再生を遂げる!
「書くことは、生きること」。
涙と笑いのスーパー闘病エッセイ!
「どうしても書かなくてはならなかった。
ボクには唯一、書くという機能を神さまが残してくれていた。
脳のほうはさっぱりだけど、書くことができる。
書くことが生きていてよいと唯一、言ってくれている気がするから、ボクは書き続ける。
これからもボクはつまらなくても、忘れても、書き続けると思う。
だから、これからもずいぶん、おもしろい人生を送ることができそうだ。
迷惑をかけてしまうかもしれないが、これからが楽しみだ。
書くことが、生きることなのだ。
書いて、書いて、書きまくるぞ」(「あとがき」より)
<目次>
まえがきにかえて「パパがお家に帰ってきた」 神足明子
第1章 生きているということ
第2章 リハビリの日常
第3章 過去からの呼び声
第4章 コータリさんからの手紙
第5章 広島! 自分を取り戻す場所
あとがき「書くことが、生きること」
「人間の生命力の不思議。家族、友人、医療とリハビリにかかわった人たちとの熱い交歓、言葉を書く喜び……。
正直いって、もうだめなんじゃないかと思っていましたが、なんと自分ひとりの手で書き上げてしまいました。
感動します。ぜひ、みなさん読んでください! 」
(作家・高山文彦)
「言葉はまだ、あまりうまく喋れないけど、脳みそはまんま。手が、使えるから文章かける。
で、また本出してます。皆さんよろしくお願いします。」
(漫画家・西原理恵子)
「本を読みながら、ポール・マッカートニーの脳内に、『死ぬのは奴らだ、Live and Let Die』が流れた。
神足裕司は二度死ぬ。カッコイイ。確かに人生は椅子取りゲームだ。
しかし、それは車椅子でも参加できる。亡き父と生きるコウタリンが教えてくれた。」
(タレント・水道橋博士)
「ほんとに死んじゃうかと思ったよ!!!!! おかえり、神足さん」
(タレント、エッセイスト・小島慶子)
コータリンは要介護5 車椅子の上から見た631日
著者 神足裕司
2011年9月3日、仕事先の広島から東京に戻る飛行機の中で、
コータリさんは倒れた。くも膜下出血だった。
2度にわたる手術の末、奇跡的に一命はとりとめたものの、左半身には麻痺が残った。
これまでの暮らしは一変し、リハビリと車椅子の生活が始まった――。
朝日新聞の好評連載、待望の書籍化。
ボクの頭はどうにかしている。「覚えていない」。
それを自覚できたのは数年前のことだ。
忘れていることも忘れているので以前はのんきなものだった。
「今日はどんなリハビリしたの?」。そう聞かれて首を横に振る。
「リハビリなんてしてない」。そういう意思表示だ。
「そうなんだ……」。家人はそういって話は終わろうとしている。
「あれ?ってことは、もしかしてリハビリしてボクが覚えてないってこと?」。
そんな疑問を持ち始めたのだ。(はじめにより)
目次
●1カ月、生死をさまよった
●記憶のパズル、穴ポツポツ
●災害発生、車椅子で避難?
●友の力こそ最強のリハビリ
●結婚や恋愛、悪くなかったよ
●奥さんに、また恋してる
●「みんな一緒」違う気がする
●本当につらい時、人は笑う
●避難を想像、途方にくれる
●「必要とされる」が嬉しい
●ボクは投票して責任果たす
●将来を考え、初の一票を
●結婚相手、親が選ぶ時代!?
●信用のない入院中のボク
●老いも若きも散歩にGO
●「また今度」簡単に言ってたな
●ほか、2016年4月4日から2017年12月25日掲載分を収録
【特別収録】
現代の肖像 書くことは、生きること
(「AERA」2017年8月7日号から)
平成夫婦善哉 神足裕司・明子夫妻インタビュー
(「週刊朝日」2017年7月21日号から)
鍼灸マッサージ師・機能訓練指導員 牧野高大さんインタビュー
コータリン、リハビリをする
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