2020年6月11日木曜日

「紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ」「!!!!」

紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ

著者  二宮敦人

「これまで黙っていたが、僕は踊れる小説家である。」
冒頭の一文で、二宮敦人さんはそう書きました。
二宮さんは本作で大学時代に身も心も学費も捧げきった
「学生競技ダンス」の世界へみなさんを誘います。
競技ダンスは社交ダンス(social dance)ですが、
いわゆるパーティーダンスではありません。
観客と審査員の前で技を競い合う「競技」であり、
フィジカル・メンタルの両面が問われる「究極の格闘技」。
最近では、キンタロー。さんが金スマの企画で
世界に挑んだ姿が記憶に新しいかと思います。
本書の舞台は、競技ダンスの中でも大学の「体育会」。
体育会は苦手なんだよなあというあなた、心配はご無用です!
実際、運動音痴で中学、高校は美術部だったという二宮さんも
優勝トロフィーを得るまでになったのですから。
キャラの立った仲間たちが舞い踊るストーリーには、
学生競技ダンスのさまざまなトリビアももりだくさんです。
また、二宮さんはこうも書いています。
「ダンスは異性という相方なしでは成立しない。
だから六年間男子校にいた僕も、あの子と必死に
向かい合った。あんなに誰かを理解したいと思っ
たことはない。あんなに誰かに、理解して欲しい
と思ったこともない」
パートナーとは? 仲間とは? 勝敗とは? 人生とは! ?
本作は、抱腹絶倒なのに落涙必至、
読んだらその場でステップを踏みたくなる、
マジカル・ダンス・ストーリーです。
ようこそ、大学生が舞い踊る学生競技ダンスの世界へ!

!!!!

著者  二宮敦人

新たな知識を求めてこの本と出逢う。

非現実的な話から日常的な話まで多彩である。

日常的や非現実的と区別は人それぞれだが、人間の暗闇を描き表にだすところ見事だと感じる。

これも人それぞれだが

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