神の値段
著者 一色さゆり
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
2016年第14回、「このミステリーがすごい!」大賞受賞作であるこの1冊。
現代アートと、どれくらい向き合ったのだろうか人生において?
私はほとんど向き合ったことがないことが事実。
よって芸術というのがアートにあまり興味がないが、この物語は現代アートに纏わる物語である。
題目である『神の値段』著者の『一色さゆり』氏がインパクト抜群の言葉をチョイス。
神の値段??
何、何、何と興味心を掻き立てられる。
私は題目のみで購入に至りましたが、色々な思惑でこの本に辿り着いた人はいると思います。
アーティストである川田無名の作り上げる作品を下に、物語が描かれている。
そこに美人で優秀であるギャラリー経営者の永井唯子と、その彼女に誘われて入社した佐和子の2人がどのようにアートと向かい合い、どのように真実を追いかけていくのかがポイントとなる。
普段、美術館に足を運ぶことがあるのかと問われると、私は言葉を濁してしまう。
なぜなら答えは1つである。
美術館には全く行かないからである。
遠く久しく行ってないものである。
正直、飾られている絵画を見ても、興味がわかないのが私の本当の気持ち。
だからこそこの本を通して、美術と言うものに興味が持てればと思ったが、残念ながらそこまで興味を持つことができなかった。
だからといってこの物語が面白くないわけではない。
ミステリーと言う分野で見たら面白い作品である。
現在厳しい状況に置かれているが、本の世界も捨てたもんではないと私は思っている。
しかし本の世界も厳しい状況であることには変わりは無い。
だからこそ本を読むことが大切だと思うし、本を読む楽しさをいろんな方に知ってもらいたいと思う。
本を読むことで、本をを書く人を応援する、この気持ちが私は大切だと思う。
私自身本を書く事はないが、書くこともできないが、だからこそ本を購入して、本を読むことにより、本に関わる人たちを応援したいと思っている。
人生、楽しむことにより時間があると思っているし思いたいもんである。
楽しい時間というのは人それぞれだが、本を読むこともそのうちの1つになるし、私自身もなっているし、他の方にもすこしでも、1分でもなってくれれば嬉しいものである。
そしてその方が、1つでも多い笑顔になることが嬉しい限りである。
人は字を読むことができる、生き物である。
そのことを誇りに思って、楽しい人生の時間を送って欲しい。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
第14回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞、現役学芸員が描く美術ミステリー、ついに文庫化です!
メディアはおろか関係者の前にも一切姿を見せない現代美術家・川田無名。
彼は、唯一つながりのあるギャラリー経営者の永井唯子経由で、作品を発表し続けている。
ある日唯子は、無名が1959年に描いたという作品を手の内から出してくる。
来歴などは完全に伏せられ、類似作が約六億円で落札されたほどの価値をもつ幻の作品だ。
しかし唯子は突然、何者かに殺されてしまう。
アシスタントの佐和子は、唯子を殺した犯人、無名の居場所、そして今になって作品が運びだされた理由を探るべく、動き出す。
幻の作品に記された番号から無名の意図に気づき、やがて無名が徹底して姿を現さない理由を知る――。
メディアはおろか関係者の前にも一切姿を見せない現代美術家・川田無名。
彼は、唯一つながりのあるギャラリー経営者の永井唯子経由で、作品を発表し続けている。
ある日唯子は、無名が1959年に描いたという作品を手の内から出してくる。
来歴などは完全に伏せられ、類似作が約六億円で落札されたほどの価値をもつ幻の作品だ。
しかし唯子は突然、何者かに殺されてしまう。
アシスタントの佐和子は、唯子を殺した犯人、無名の居場所、そして今になって作品が運びだされた理由を探るべく、動き出す。
幻の作品に記された番号から無名の意図に気づき、やがて無名が徹底して姿を現さない理由を知る――。
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