著者 小野不由美
新たな知識を求めてこの本と出会う。
この部屋で何かを感じる。
それは何なんだろうか?
気味が悪いから、だから調べてみることにした。
そしたら一つ一つ意外なことが発見されていく。
疑えばキリがない。
どんどん疑いが膨れ上がる。
人間とはそういう生き物である。
こわいと思えば怖いし、楽しいと思えば楽しい出来事になる。
つまり、思考は現実化するのである。
これがたどり着く答えである。
怖い話と言うのは自らが創造して怖い話にしている。
想像が想像をまして、恐怖をさらに増して恐怖の話にもっていく。
人間の思考回路とは非常に面白いものである。
そしてこの小説を通して思う事は、過去を調べてみることに、1つの土地でも歴史があると言うことである。
土地の歴史を追いかける事でもなかなか興味深い出来事である。
祟りとは、いいがかりでもある。
恨みとは人に映るものである。
恨みとは乗り移るものである。
恨みとは…。
土地に染み付いた呪いが伝染する。
人は見えないものほど恐ろしい。
何故?
見えないからである。
この本は、染み付いた呪いがテーマの本であった。
恐怖とは人から消えないものである。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?
この家は、どこか可怪(おか)しい。転居したばかりの部屋で、何かが畳を擦る音が聞こえ、背後には気配が……。だから、人が居着かないのか。何の変哲もないマンションで起きる怪異現象を調べるうち、ある因縁が浮かび上がる。かつて、ここでむかえた最期とは。怨みを伴う死は「穢(けが)れ」となり、感染は拡大するというのだが──山本周五郎賞受賞、戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編!
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